ディーゼルエンジンの要、心臓部とも言えるのがインジェクションポンプ（噴射ポンプ）です。
ディーゼルエンジンの進化は燃料噴射装置と共にあったと言っても過言ではありません。
弊社では従来より、このインジェクションポンプのメンテナンスに深く関わってきました。
ディーゼルエンジンはトラックやバスはもちろん、船舶の機関や発電機、農耕機、産業用機械車両等の動力エンジン、病院等の非常用発電機など、その用途は様々です。
弊社はこれらに使用されているディーゼルエンジンが、産業や生活を支える大切な物であることを自覚し、メンテナンスに携わっています。
ですから、今なお使われている列型ポンプやＰＦ型ポンプ、そして最新のコモンレールシステムのサプライポンプまで対応できるように、メンテナンス環境を整えています。
ディーゼルエンジン同様、弊社もまた縁の下の力持ちになれるよう進化しています。

コモンレールシステム

最近では殆どのディーゼルエンジンにコモンレール方式と呼ばれる燃料噴射システムが採用されています。
このコモンレール方式ではサプライポンプと呼ばれる燃料加圧ポンプでレールと呼ばれる筒の中に予め燃料を超高圧に保っておき、それを高度に電子制御されたインジェクターで各気筒に適切な噴射量と圧力、タイミングで噴射する仕組みを持っています。
従来のようにポンプ側で機械的にタイミング等をを計るのではなく、ＥＣＵによって繊細に制御することで、クリーンかつパワフルで低燃費・静音を実現しています。

従来型インジェクションポンプ

列型インジェクションポンプ	分配型噴射ポンプ	単気筒型インジェクションポンプ
代表的な従来型ポンプ形体で列型ポンプと言われています。主要構成としてタイマ、ポンプ、ガバナ、フィードポンプの４構成で成っており、タイマとガバナがポンプを制御しています。エンジンの気筒数分だけプランジャがあり、エンジンと同調して各気筒に高圧燃料油を注入します。このモデルの終末期には、タイマとガバナは電子制御化され、より細かな噴射精度と高圧化を実現させました。	列型と違い１本のプランジャが回転しながら各気筒に高圧燃料油を分配する仕組になっているポンプです。タイマ・ポンプ・ガバナ・フィードポンプが一体構成されており、小型・軽量で高速化にも対応しています。小型乗用車から中型トラックや建機等、幅広く採用されました。やはりこのモデルの終末期には電子化され、静粛性と燃費向上を高めました。	主に船舶等で使用されたポンプです。各気筒に１台づつ配備されており、巨大なディーゼルエンジンに高圧燃料油を送る為に使われます。基本構造は列型と同じですが、ポンプが大きい為各気筒ごとに分割された物と言えば解りやすいかもしれません。ですから、ガバナ等はポンプと別に用意されました。巨大な物で高さが１ｍ２０ｃｍ、重量が５２５ｋｇになる物もありました。
※ 上記は代表的な噴射ポンプのタイプです。他にも多彩な噴射ポンプが存在しています。 ※ 車両についている噴射ポンプが上記の物と形状が違ってもお問い合わせください。

自動車用ディーゼルエンジンの排出ガス中に含まれる『ＮＯｘ』を除去する為に、還元反応（酸素を奪い取る化学反応）によって無害な窒素（Ｎ２）に変換する装置です。
還元反応を起こす為の還元剤として『尿素（Ａｄｂｌｕｅ）』を用い、反応を促進させる為の『触媒（ＳＣＲ）』内に微粒子化した『尿素』を噴射することで『ＮＯｘ』を除去します。
この噴射する装置を『ＤＥＮＯＸＴＲＯＮＩＣ（尿素ＳＣＲ噴射装置又は尿素水溶液噴射装置）』といいます。
弊社ではこの『ＤＥＮＯＸＴＲＯＮＩＣ』に使用されている、サプライポンプモジュールやドージングモジュールのメンテナンスを行っています。

» http://www.bosch.co.jp/jp/diesel/environment/part-03.asp

尿素ＳＣＲ噴射装置（尿素水溶液噴射装置）に使用する尿素水『ＡｄＢｌｕｅ』です。
ＡｄＢｌｕｅは無色・透明・無臭で、もちろん無害です。
弊社ではこのＡｄＢｌｕｅを販売しております。
尿素ＳＣＲシステムを搭載した車両をお使いの事業者様に納入しています。
定期巡回での納品も可能です。
横須賀・横浜・座間・静岡の各支店営業所にはタンクを常設しておりますので直接お越しいただいて補給することもできます。是非お問い合わせください。

» http://www.n-eco.co.jp/adblue/index.html